当院で行っている睡眠時無呼吸症候群の検査の紹介

睡眠時無呼吸症候群 簡易検査装着の実際

検査の流れ

簡易検査
ご自宅で簡易検査を受けていただきます。検査機器がご自宅に送られてきますのでご自身で検査を行い(夜に検査装置を装着したまま睡眠)、翌日同梱されている袋に装置を入れて送れば完了です。支払いは病院窓口で受診時にまとめてのお支払いとなります。検査結果は病院に自動的に送られてきますので、次回受診時に説明となります。1時間で息が止まる回数AHIが40回以上の重症の場合はCPAP(シーパップ)15~39回の中等症の場合は入院での精密検査(ポリソムノグラフィー)となります。
値段 1割負担:900円、2割負担:1800円、3割負担:2700円

入院精密検査 ポリソムノグラフィー

ポリソムノグラフィー
簡易検査の結果、1時間で呼吸が止まる回数AHIが15~39回の場合はポリソムノグラフィー(入院精密検査)となります。一泊入院していただき、脳波や胸郭の動きをみるセンサーを取り付けて睡眠状態を検査します。この検査でAHIが20以上の方がCPAP治療の適応となります。
検査費 1割負担:6120円、2割負担:12250円、3割負担:18370円

睡眠時無呼吸症候群って何?

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている間に息が何度も止まってしまう病気です。起きているときは5秒に1回程度の割合で呼吸し、20秒も息を止めているとしんどくてたまりません。しかし、寝ているときには2分以上息を止めていてもほとんど気が付きません。当然、血中酸素濃度が下がります。起きているときだとSpO2は96%以上が正常で、チアノーゼが出る苦しい状態が約90%です寝ているときだと80%台になっても全く気が付かれません

症状と治療効果

睡眠時無呼吸症候群では息が何度も長い時間止まりますので、寝ているつもりでも50メートル走を繰り返しているような状態になります。影響を強く受けるのは脳と心臓です。50メートル走を繰り返す状態のため寝ているつもりでもほとんど脳は休めません。そのため昼間の眠気に直結します。運転免許更新のためには睡眠時無呼吸症候群の治療が必須となっています。また心臓も寝ている間中バクバク、負担がかかりますので高血圧や不整脈などの心疾患へとつながります。さらに最近は糖尿病との関連も指摘されています。
睡眠時無呼吸症候群を治療すると昼間の眠気や倦怠感が改善する、血圧が下がる、糖尿病が改善するといったすぐに現れる効果に加えて大きな脳梗塞を引き起こしうる心房細動やすぐに疲れやすくなる心不全、心筋梗塞や脳梗塞を予防する効果があります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因は

睡眠時無呼吸症候群の原因は閉塞性中枢性により異なります。閉塞性の睡眠時無呼吸症候群では寝ているときに気道が狭くなることが原因です。気道が狭くなるため空気が狭くなった気道を通るときに大きな音(いびき)が出現します。
閉塞性の睡眠時無呼吸症候群になりやすいのはもともと気道が狭い方です。また年齢とともにのどの筋肉が弱くなり狭くなる方もいます。

一方、中枢性脳からの呼吸指令が止まることが原因です。気道が狭くなっているわけではないのでいびきは目立ちません主に心疾患がある方に見られます。

睡眠時無呼吸症候群の診断

寝ている1時間の間に息が止まる回数をAHI=Apnea Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数とよびます。AHIが5以上でかつ昼間に眠気がある場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。AHIの数字により軽症、中等症、重症に分かれています。治療対象となるのは簡易検査でAHIが40以上の重症、または精密検査でAHIが20以上の中等症と診断された方です。

睡眠時無呼吸症候群の治療 CPAP(しーぱっぷ)とは?

CPAP=Continous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法とは一定圧を加えた空気を鼻から送り込むことで睡眠中の気道を確保し無呼吸を防ぐ治療のことです。日本で50万人以上の人がこの治療を受けています。
CPAPは対症療法であり睡眠時無呼吸症候群を根治することはできません。肥満が是正されたり運動習慣ができて生活習慣が改善できたりする場合はCPAPをやめることもできます
当院では初月は無料でお試しとさせていただいております

 

治療

簡易検査でAHIが40以上、または精密検査でAHIが20以上の方がCPAPによる治療となります。
値段 1割負担:1350円/月、2割負担:2700円/月、3割負担:4050円/月

CPAPの実際

CPAPの電源を入れると音がして紙が揺れていることから空気の送気が始待っていることがわかると思います。実際にはマスクを装着した状態でスイッチを入れます。本体にセンサーが付いていて呼吸に合わせて送る空気の圧を調節します。気道内に空気圧をかけることで気道の閉塞を予防します。

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