パーキンソン病

パーキンソン病には様々な症状がある

歩くのが遅い、歩幅が小さくなるといった動きが遅くなる症状、安静にしているときに手足が振るえる、筋肉が硬くなる、バランスが悪くなってこけやすくなるといった運動症状と便秘や頻尿、多汗、睡眠障害、嗅覚障害、精神症状といった非運動症状が出現します。どのような症状が出るかは人によって全く異なります。パーキンソン病そのものが死因になることはありませんが元気に過ごすためには早期からの治療が大切です。

内服治療とリハビリが治療の両輪

レボドパ、ドパミンアゴニスト、MAO-β阻害薬、COMT阻害薬など様々な種類の薬があります。レボドパは安価で即効、効き目が大きい反面使い続けていると効きにくくなったり、効果が過剰になったりして弊害が出てきます。パーキンソン病は長く付き合っていく病気なので弊害が出ないよう症状に合わせて調節していく必要があります。

リハビリは症状の進行を食い止め、内服治療の効果を上昇させます。パーキンソン病は他の神経疾患と異なる特徴があるため専用のリハビリプログラムがあります。当院ではどなたでも参加できるパーキンソンクラブ立花を定期的に開催し多くのパーキンソン病患者様と共にリハビリに取り組んでいます(在宅患者様へのページもご覧ください)。また外来でも介護保険に全く該当しない軽症例から最重症の方までリハビリテーションを提供しています。パーキンソン病専用リハビリプログラムを習得したリハスタッフが常駐しておりどなたでもリハビリに取り組んでいただける環境を準備しております。

難病医療費助成制度

【対象者】
・ホーンヤール3度(何とか歩けるが小刻みに歩く、すくみ足がみられる。方向転換が遅くなる、体のバランスを崩して転倒しそうになる)以上の重症度、かつ生活機能障害度が2度(日常生活、通院に部分的な介助が必要である)以上の方。
・上記に該当しない方でも、医療費総額(10割)が33,330円を超える月が年間3回以上あれば助成対象となります。

【支援内容】
自己負担額が、医療費の2割まで、または自己負担上限額までとなり、それ以上の自己負担額分が助成されます。

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