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マンジャロの次と噂の「レタトルチド」——最新試験で分かったこと・分からないこと

体重減少・副作用・心血管への影響を企業速報から慎重に整理 日本では未承認

2026.08.10 更新

2026年7月、肥満症・2型糖尿病の治療薬として開発が進む「レタトルチド」について、2本の第3相臨床試験(TRIUMPH-2・TRIUMPH-3)の速報結果が発表されました。今回の記事では、この2試験で何が分かり、何がまだ分かっていないのかを、患者さんの視点から整理します。

※本記事は、Eli Lilly社が2026年7月23日に公表した企業の速報(トップライン)発表にもとづいています。学会での詳細発表や査読を経た論文は、まだ公表されていません。

  • 2026年7月に、レタトルチドの第3相試験2本の速報が発表されました。
  • 対象は「2型糖尿病を伴う肥満・過体重の方」と「重度肥満に心血管疾患を合併している方」という、リスクの高い集団です。
  • いずれの試験でも、80週間で大きな平均体重減少が報告されました。
  • ただしレタトルチドは開発中の未承認薬で、日本でも米国でも一般診療では使えません。
  • 心筋梗塞や脳卒中といった心血管イベントを減らす効果は、今回の結果では確定していません

この記事の結論

TRIUMPH-2

2型糖尿病を伴う肥満・過体重の成人で、80週後の平均体重が最大20.8%減少(12mg群・企業発表のefficacy estimand)。HbA1cも最大1.6ポイント低下。

TRIUMPH-3

BMI 35以上の重度肥満で心血管疾患を持つ成人で、80週後の平均体重が最大22.6%減少(12mg群・同上)。中性脂肪や血圧などの検査値も改善。

ここが大事な注意点

レタトルチドは未承認で処方できません。査読論文もまだ出ていません。心血管イベントを減らす効果は証明されていません。有害事象による中止も一定数ありました。

レタトルチドとは(かんたんなおさらい)

レタトルチドは、週1回の皮下注射として開発が進められている薬です。1つの分子で、体内の3種類の受容体に同時に作用します。

  • GIP受容体
  • GLP-1受容体
  • グルカゴン受容体

この3つに作用することから、正式には「GIP・GLP-1・グルカゴンの三重作動薬(トリプルアゴニスト)」と呼ばれます。仕組みや、既存の薬との違いについては、基本解説の記事で詳しくまとめています。

TRIUMPH-2とは――2型糖尿病がある方が対象

TRIUMPH-2(試験登録番号 NCT05929079)は、2型糖尿病があり、肥満または過体重をともなう成人を対象とした試験です。1,152人が参加し、80週間にわたって行われました。

試験の方法は無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験です。参加者は本物の薬か偽薬(プラセボ)かをくじ引きのように割り付けられ、患者さんも医師もどちらを使っているか分からない状態で進められます。薬の効果を公平に評価するための、信頼性の高い方法です。

参加者の開始時の平均は、体重106.4kg、BMI 38.2、HbA1c 7.7%でした。日本の患者さんの体格とは差がある点は、読むときに頭に置いておいてください。

報告された体重の変化(80週後)

グラフ1:TRIUMPH-2 80週後の平均体重減少率

4mg
 
12.7%
9mg
 
19.1%
12mg
 
20.8%
プラセボ
 
4.0%

棒の長さは体重減少率の大きさ(絶対値)を表しています。青がレタトルチド、灰色がプラセボです。TRIUMPH-2とTRIUMPH-3は対象となる患者さんが異なるため、試験間の単純な比較はできません。

グラフと同じ数値を文章でも記載します。80週後の平均体重変化は、4mg群 -12.7%、9mg群 -19.1%、12mg群 -20.8%、プラセボ群 -4.0%でした。

報告された血糖(HbA1c)の変化

血糖の指標であるHbA1cも、開始時の平均7.7%から次のように低下したと報告されています。4mg群 -1.4ポイント、9mg群 -1.6ポイント、12mg群 -1.5ポイント、プラセボ群 -0.2ポイントでした。

2型糖尿病がある方は、一般に体重が減りにくい傾向があることが知られています。そうした集団で平均20%を超える体重減少が報告された点は、注目に値する結果だと考えられます。ただしこれは試験に参加した集団の平均値であり、個々の患者さんに同じ結果が起こることを意味するものではありません。

解析方法についての注意(efficacy estimand)

今回発表されている体重減少率は「efficacy estimand」という考え方で計算された数値です。これは、すべての参加者が、必要な一時中断や用量調整を行いながら割り付けられた治療を継続し、禁止された他の減量治療を開始しなかったと仮定して、効果を推定した解析です。実際の診療では、有害事象による中止や治療状況の変化もあるため、同じ結果になるとは限りません。

TRIUMPH-3とは――重度肥満に心血管疾患を合併した方が対象

TRIUMPH-3(試験登録番号 NCT05882045)は、BMI 35以上の重度肥満があり、すでに心血管疾患を持っている成人を対象とした試験です。2型糖尿病の有無は問われていません。1,949人が参加し、こちらも80週間無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験として行われました。

参加者の開始時の平均は、体重111.4kg、BMI 40.4でした。TRIUMPH-2よりも体格が大きく、かつ心臓や血管の病気をすでに持っている方が対象という点が特徴です。

グラフ2:TRIUMPH-3 80週後の平均体重減少率

9mg
 
21.6%
12mg
 
22.6%
プラセボ
 
3.2%

棒の長さは体重減少率の大きさ(絶対値)を表しています。青がレタトルチド、灰色がプラセボです。TRIUMPH-2とTRIUMPH-3は対象となる患者さんが異なるため、試験間の単純な比較はできません。

グラフと同じ数値を文章でも記載します。80週後の平均体重変化は、9mg群 -21.6%、12mg群 -22.6%、プラセボ群 -3.2%でした。いずれもefficacy estimandによる企業発表の数値です。

心血管の「危険因子」の変化

TRIUMPH-3では、最高用量である12mg群で、心血管の危険因子とされる検査値についても次のような平均変化が報告されました。

  • 中性脂肪:-37.0%
  • non-HDLコレステロール:-16.5%
  • 収縮期血圧:-9.3mmHg
  • 腹囲:-19.0cm
  • hsCRP(炎症の指標):-51.2%

※これらは12mg群における開始時からの平均変化です。今回の企業速報では、同じ項目についてプラセボ群との差や9mg群の数値は示されていません。そのため、変化のすべてがレタトルチド自体によるものか、体重減少などを介したものかは、この速報だけでは判断できません。

なお、中性脂肪やnon-HDLコレステロールの考え方は脂質異常症の総合ページで、血圧の考え方は高血圧の総合ページで、それぞれ詳しく解説しています。

この結果の読み方

これらはあくまで「検査値や危険因子が改善した」という結果です。危険因子が良くなることと、実際に心筋梗塞や脳卒中が減ることは、医学的には別の問題として扱われます。今回の発表は、心筋梗塞や脳卒中を減らしたことを示すものではありません

2つの試験を並べて整理すると

項目 TRIUMPH-2 TRIUMPH-3
対象 2型糖尿病があり、肥満または過体重の成人 BMI 35以上の重度肥満で、心血管疾患をすでに持つ成人
参加人数 1,152人 1,949人
期間 80週間 80週間
投与量 4mg/9mg/12mg(対プラセボ) 9mg/12mg(対プラセボ)
最大の平均体重減少 -20.8%(12mg・80週・efficacy estimand)
プラセボ -4.0%
-22.6%(12mg・80週・efficacy estimand)
プラセボ -3.2%
糖尿病の有無 全員が2型糖尿病あり 2型糖尿病の有無は問わない
主な注目点 体重が減りにくいとされる糖尿病合併例で、平均20%を超える減少とHbA1cの低下が同時に報告された 重度肥満かつ心血管疾患という高リスク集団でも大きな体重減少が報告され、危険因子の検査値も改善した
主な注意点 感覚異常が用量とともに増え、9mg群では有害事象による中止が11.6%と最も高かった 心血管イベントの減少は証明されていない。有害事象による中止は12mg群で13.5%

表1:TRIUMPH-2とTRIUMPH-3の比較。対象患者が大きく異なるため、2試験の数字を横並びにして「どちらが優れているか」を判断することはできません。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

心血管イベントはどう読めばよい?

TRIUMPH-3では、心筋梗塞・脳卒中などの「心血管イベント(MACE)」も評価されました。MACEとは、心血管死・心筋梗塞・脳卒中といった、心臓や血管に起こる重大な出来事をまとめて数える指標です。MACE-3は一般に心血管死・心筋梗塞・脳卒中の3項目を、MACE-5はそれに他の心血管の重大な出来事を加えた5項目を数えます。ここは今回の発表のなかで、もっとも慎重に読む必要がある部分です。

解析 ハザード比 95%信頼区間 読み取れること
MACE-5 0.82 0.55 ~ 1.22 信頼区間が1をまたいでおり、差があるとは言えない
MACE-3 1.12 0.64 ~ 1.96 同じく信頼区間が1をまたいでおり、差があるとは言えない

表:TRIUMPH-3で事前に規定されていたMACEの解析結果(レタトルチド9mg・12mgをまとめた群 対 プラセボ群)。

「ハザード比0.82」を単独で読まないでください

ハザード比は「1」がプラセボと同じという意味です。0.82という数字だけを見ると18%減ったように見えますが、95%信頼区間が0.55~1.22と1をまたいでいるため、統計的には「差があるとは言えない」という結論になります。もう一方のMACE-3は1.12で、こちらも1をまたいでいます。

つまり、今回の結果から言えるのは次の4点です。

  • 心血管イベントを減らしたとは証明できていません。
  • 同時に、リスクが増えたとも断定できません。
  • そもそも試験中に起きたイベントの数が想定より少なく(MACE-5でレタトルチド群44件・プラセボ群52件、MACE-3で27件・23件)、差を見極めるには数が足りませんでした。
  • 心血管への影響を判断するには、今後の専用試験(心血管アウトカム試験)や追加データが必要です。

その専用試験にあたる第3相TRIUMPH-Outcomes(ClinicalTrials.gov登録:NCT06383390)が、BMI 27以上で動脈硬化性心血管疾患または慢性腎臓病を持つ成人約1万人を対象に、すでに進行しています。約5年間の試験で、結果の公表は2028年以降と見込まれています。レタトルチドが心血管イベントを減らせるかどうかの最終的な判断は、この試験の結果を待つことになります。

※企業発表には、上記のほかに事前に規定されていない追加解析(on-treatment解析:MACE-5 0.73、MACE-3 0.92)も併記されています。あらかじめ計画された解析ではないため、結論を導く根拠としては扱われません。

副作用・感覚異常・中止率

効果の数字と同じくらい大切なのが、安全性の情報です。今回の2試験でも、下痢・悪心(吐き気)・便秘・嘔吐といった消化器症状が多く報告されました。TRIUMPH-2では用量が上がるにつれて増える傾向がみられた一方、TRIUMPH-3では9mg群と12mg群で頻度に大きな差はなく、必ずしも用量に比例するわけではありませんでした。TRIUMPH-2で最も多かった下痢は12mg群で33.6%(プラセボ13.2%)、悪心は12mg群で28.0%(プラセボ8.0%)でした。

もう一つ注目されているのが感覚異常(dysesthesia)です。dysesthesiaとは、しびれ、ピリピリ感、皮膚の感覚の変化などを含む言葉で、プラセボ群よりはっきり多く報告されました。企業発表では、これらは概ね軽度から中等度で、多くは治療を続けるなかで回復したとされています。

そして見落とせないのが有害事象による中止率です。TRIUMPH-2の9mg群では11.6%、TRIUMPH-3の12mg群では13.5%の方が、有害事象のために試験薬をやめています。プラセボ群(それぞれ4.9%・4.8%)より数値上高くなっています。

項目 TRIUMPH-2
12mg
TRIUMPH-2
プラセボ
TRIUMPH-3
12mg
TRIUMPH-3
プラセボ
下痢 33.6% 13.2% 24.4% 8.7%
悪心 28.0% 8.0% 22.4% 5.8%
便秘 16.8% 9.4% 15.7% 7.1%
嘔吐 15.7% 4.2%
感覚異常 7.3% 0.7% 6.4% 1.3%
有害事象による中止 7.7% 4.9% 13.5% 4.8%

表2:安全性の整理(最高用量群とプラセボ群を中心に掲載)。
・TRIUMPH-2の他用量:下痢 4mg 27.4%/9mg 33.5%、悪心 4mg 13.7%/9mg 20.8%、便秘 4mg 14.0%/9mg 16.2%、嘔吐 4mg 5.5%/9mg 10.2%、感覚異常 4mg 4.5%/9mg 5.6%、有害事象による中止 4mg 3.8%/9mg 11.6%。
・TRIUMPH-3の9mg群:下痢 30.1%、悪心 21.7%、便秘 18.0%、感覚異常 6.4%、有害事象による中止 9.8%。
・「―」は今回の企業発表で個別の数値が示されていない項目です。
・2試験は対象患者が異なるため、有害事象の頻度も試験間で単純に比較することはできません。

まだ分からないこと

今回の発表は前向きな内容を含んでいますが、同時に「分かっていないこと」も多く残されています。

  • 心血管イベントを減らせるかどうか。今回の解析では証明されていません。
  • 80週より長く使い続けたときの効果と安全性。今回の観察期間は80週です。
  • やめた後に体重がどうなるか。維持療法に関する試験結果は別途必要です。
  • 感覚異常が長期的にどうなるか。頻度は把握されましたが、長期の経過はこれからの情報です。
  • 日本人・アジア人でのデータ。今回の企業速報では、日本人・アジア人に分けたサブグループ別の結果は示されていません。体格や食生活なども異なるため、日本の患者さんへそのまま当てはめられるかは、今後の詳しい解析を確認する必要があります。
  • 詳細な解析結果。今回は企業のトップライン発表であり、詳しい内容は今後の医学会での発表と査読論文で公表される予定です。

日本では使えるの?

結論から申し上げますと、2026年8月時点で、レタトルチドはどの規制当局にも承認されていません。日本でも米国でも、通常の診療として処方・購入できる薬ではありません。

一方、米国では、レタトルチドの承認前拡大アクセス制度が、ClinicalTrials.govにNCT07629401(“Provide Pre-approval Expanded Access of LY3437943”、スポンサー:Eli Lilly and Company)として正式に登録されています。Reutersも、Lilly社がこの制度の申請受け付けを始めたことを報じています。

これは、重篤な肥満と複数の深刻な合併症があり、承認済みの治療で十分な改善が得られず、レタトルチドなどの治験にも参加できない一部の患者について、担当医が例外的な使用を申請する制度です。通常は臨床試験内で使用される未承認薬に対して、米国で設けられた極めて限定的な例外的経路にあたります。

レタトルチドが承認されたことや、一般提供が始まったことを意味するものではありません。患者さんが自分で申し込み、薬を購入できる制度でもありません。また、日本で利用できる制度ではありません。

米国の拡大アクセスは、一般的な早期処方制度ではありません

ClinicalTrials.gov登録:NCT07629401

ClinicalTrials.govに示されている主な検討条件は、次のとおりです。

  • 18歳以上
  • BMI 35kg/m²以上の重度肥満がある
  • 承認済みの慢性体重管理治療を、利用可能な最高用量まで継続・忍容できたにもかかわらず、十分な改善が得られない難治性肥満である
  • 現在標準治療を受けている、重篤または生命を脅かす肥満関連合併症が2つ以上ある
  • レタトルチド、または類似した治験薬の進行中の臨床試験へ参加できない
  • 肥満手術を含む標準的な治療選択肢について、患者と医療者が共有意思決定の中で検討している
  • レタトルチド治療に医学的禁忌がない

これらを満たしても、使用できることが保証されるわけではありません。個別の医学的評価、薬剤供給、地域、企業の判断、FDAや倫理審査委員会などの手続きに左右されます。

申請は、患者さん本人ではなく、治療を担当する医師が患者さんに代わって開始します。患者さんやご家族が自分で薬を注文・購入できる制度ではありません。

Eli Lilly社は、米国FDAへの申請(生物学的製剤承認申請)を2027年第1四半期に行う予定と発表しています。ただしこれは「申請の予定」であって、承認を意味するものではありません。審査の結果、認められる適応(どの病気に使えるか)、用量、価格、そして日本での申請時期については、いずれも未定です。

インターネットで売られている「レタトルチド」にご注意ください

正規に承認された製品は存在しません。ネット通販や個人輸入で入手できるとされる製品は、成分・純度・用量・安全性のいずれも確認できません。購入や個人輸入はお勧めできません。

かとう内科から

新しい薬のニュースが出るたび、「これを待てばいいのでしょうか」というご質問をいただきます。気持ちはとてもよく分かります。ただ、今回のような発表を読むときは、大きな数字と同じ大きさで、有害事象・中止率・まだ分かっていないことを見ることをおすすめしています。

また、今回の2試験に共通しているのは、対象が「糖尿病がある方」「心血管疾患をすでに持つ方」という、すでに合併症のあるハイリスクの集団だったという点です。裏を返せば、そうした状態になる前の段階で、いま使える治療と生活の工夫を積み重ねる意味は、これまでと何ら変わりません。

当院では、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病の管理と、体重に関するご相談を日常的に行っています。将来の薬を待つあいだにも、今できることは必ずあります。気になることがあれば、診察の際に遠慮なくお声かけください。

よくある質問

Q1.レタトルチドはマンジャロより効くのですか?

同じ試験のなかで直接比較した結果ではないため、現時点で優劣を判断することはできません。試験ごとに対象となる患者さん、期間、評価方法が異なるので、別々の試験の数字を並べても公平な比較にはならないためです。

Q2.日本ではいつ使えますか?

日本での申請・承認時期は未定です。米国での申請は2027年第1四半期に予定されていますが、申請は承認を意味しません。

なお、米国の拡大アクセス(ClinicalTrials.gov登録:NCT07629401)は一般診療での処方開始ではなく、日本で利用できる制度でもありません。米国での承認申請予定や拡大アクセス制度が、日本での承認を保証するものではありません。

Q3.心筋梗塞や脳卒中も減らしますか?

今回の試験では確定していません。中性脂肪や血圧などの危険因子は改善したと報告されていますが、心血管イベントそのものが減ったことは証明されていません。判断には今後の専用試験や追加データが必要です。

Q4.ネットで購入できますか?

正規に承認された製品は存在しません。個人輸入品や非正規品は、成分・純度・用量・安全性のいずれも保証されないため、お勧めできません。拡大アクセスで提供される治験薬と、ネット通販や個人輸入で販売される非正規品は全く別のものです。

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参考資料(一次資料)

  • ClinicalTrials.gov. “Provide Pre-approval Expanded Access of LY3437943.” NCT07629401.
  • Eli Lilly and Company. “Lilly's triple agonist, retatrutide, successful in two additional Phase 3 obesity trials, delivering significant improvements in weight and A1C”(2026年7月23日発表)
  • TRIUMPH-2:ClinicalTrials.gov 登録番号 NCT05929079
  • TRIUMPH-3:ClinicalTrials.gov 登録番号 NCT05882045
  • TRIUMPH-Outcomes:ClinicalTrials.gov 登録番号 NCT06383390
  • Reuters. “Eli Lilly to offer early access to next-gen obesity drug to some patients.” August 3, 2026.
  • Eli Lilly and Company. “Expanded Access.”
  • U.S. Food and Drug Administration. “Expanded Access: Information for Patients.”

※本記事の試験成績は企業トップライン発表にもとづくものであり、学会発表および査読論文による詳細な結果は今後公表される予定です。米国の拡大アクセスに関する対象条件は、ClinicalTrials.govの登録情報(NCT07629401)を一次資料とし、Reuters(2026年8月3日)の報道もあわせて参照しています。本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療方針を示すものではありません。

監修
かとう内科 院長 加藤 丈陽
日本内科学会 総合内科専門医(029447)/日本神経学会 神経内科専門医(第5474号)・神経内科指導医(第3843号)/日本認知症学会 認知症専門医・指導医/日本老年医学会 老年病専門医

かとう内科 〒794-0821 愛媛県今治市立花町1-10-5 TEL 0898-23-2310(1986年開業・19床)

2026.08.10 更新

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