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  • CPAPが苦しい・続かないときの対処法|やめる前にできる調整|今治市 かとう内科

CPAPがつらいのは「あなたのせい」ではありません

息苦しい・眠れない・鼻づまり・乾燥 ― 原因別に解決策があります

睡眠時無呼吸症候群 CPAP治療 2026.07.03 更新

「CPAPが苦しくて眠れない」「正直、もうやめたい」――そう感じている方は、決して少なくありません。でも、そのつらさの多くには原因があり、原因ごとに解決策があります。自己判断でやめてしまう前に、このページをお読みください。当院で調整できることが、きっと見つかります。

😮‍💨 CPAPがつらいのは「あなたのせい」ではありません

CPAP(シーパップ)は、睡眠時無呼吸症候群のもっとも確実な治療法です。しかし、鼻からマスクで空気を送り込むという性質上、慣れるまでに時間がかかる治療でもあります。導入して間もない時期に「苦しい」「眠れない」と感じるのは、ごく自然なことです。

大切なのは、つらさを我慢することでも、黙ってやめてしまうことでもありません。「何がつらいのか」を診察で教えていただくことです。つらさの種類ごとに、機械の設定変更・マスクの変更・ちょっとした工夫で解決できることがたくさんあります。以下、よくあるお悩み別にご紹介します。

💨 悩み別の対処法 ― 原因がわかれば、打つ手があります

① 空気の圧が強くて息苦しい・途中で目が覚める

寝入りばなに圧が強く感じられる場合、眠りにつくまでは弱い圧で始めて、少しずつ圧を上げていく機能(ランプ機能)が役立ちます。多くのCPAP機器に備わっており、時間の長さも調整できます。それでも使用中に息苦しさが続く場合は、圧の上限そのものを見直すこともできます。設定はご自身では変えられませんので、診察でお聞かせください。

② 息が吐きにくい・お腹が張って苦しい

空気を送り込まれながら息を吐くのは、たしかに独特の感覚です。この場合、息を吐くときだけ自動で圧を下げてくれる機能が有効なことがあります。お腹の張り(空気を飲み込んでしまう感じ)も、圧の調整で軽くなることが多い症状です。

③ 鼻づまりで苦しくて使えない

鼻炎や花粉症などで鼻がつまっていると、鼻マスクのCPAPはどうしてもつらくなります。加温加湿器の使用、点鼻薬の処方、耳鼻咽喉科との連携など、段階的に対策できます。鼻の通りが改善するだけで、CPAPが一気に楽になる方は多いです。

④ 鼻や喉が乾く・痛い

乾燥による刺激が原因のことが多く、CPAP専用の加湿器やお部屋の加湿で改善が期待できます。また、寝ている間に口が開いてしまうと、鼻から送った空気が口から抜けて喉が乾きます。口の開きをおさえるバンド(チンストラップ)や口テープといった道具もありますので、ご相談ください。

⑤ マスクが顔に合わない・肌が痛い

マスクには鼻を覆うタイプ・鼻の穴にあてる小さなタイプ・鼻と口を覆うタイプなど種類があり、合わなければ変更できます。肌が弱い方には接触面積の小さいタイプや皮膚保護テープという選択肢もあります。くわしくは 「CPAPマスクが合わない・痛いときの選び方」 をご覧ください。

⑥ 使っているのに効果を感じない・眠気がとれない

CPAPは使った夜のデータ(無呼吸の回数・使用時間・空気漏れ)がすべて記録されています。当院では毎月の診察でこのデータを一緒に確認し、「数字の上でどれだけ良くなっているか」をお見せしています。無呼吸がしっかり抑えられているのに眠気が残る場合は、使用時間が足りていないか、別の睡眠の病気が隠れている可能性もあり、必要に応じて愛媛大学の睡眠医療センターなど専門機関へご紹介します。

🌙 「慣れるまで」の目安 ― 最初から完璧でなくて大丈夫

CPAPは、初日からひと晩じゅう使える方ばかりではありません。最初は短い時間からでも構いません。装着に慣れることから始めて、少しずつ使用時間を延ばしていけば十分です。半年ほどかけて慣れて、安定して使えるようになる方が多いことがわかっています。

✅ 続けるためのコツ

  • 眠くなってから装着するのではなく、布団に入ったらまず装着する習慣に
  • 途中で外れてしまっても気にしない(使えた時間はすべてプラスです)
  • つらさ・違和感は次の診察で必ず伝える(設定やマスクで解決できることが多いです)
  • 夏の暑さ・冬の空気の冷たさも調整できます(室温・加温加湿・ホースの工夫)

⚠️ 自己判断で中断する前に、ぜひ一度ご相談を

CPAPをやめると、無呼吸は元に戻ります。睡眠時無呼吸を治療せずにおくと、日中の眠気だけでなく、高血圧・不整脈・心臓や脳の病気のリスクにつながることがわかっています。「合わないからやめる」のではなく、「合うように調整してから判断する」――これが当院の考え方です。

🏥 かとう内科のCPAPサポート体制

当院は睡眠時無呼吸症候群の検査(自宅でできる簡易検査・一泊入院での精密検査)からCPAP治療の導入・毎月の管理まで、一貫して院内で行っています。CPAPの設定調整、マスクの変更、加湿の工夫など、「続けられるようにする調整」を診察のたびに一緒に考えます。院長は日本内科学会総合内科専門医・日本神経学会神経内科専門医として、睡眠時無呼吸と関係の深い高血圧や糖尿病、脳の病気まで含めて診療しています。

❓ よくあるご質問

Q. CPAPが苦しいので、勝手に使うのをやめてもいいですか?

A. まずは診察でご相談ください。苦しさの原因(圧・マスク・鼻づまり・乾燥など)ごとに調整方法があり、多くの場合は改善できます。やめてしまうと無呼吸は元に戻ります。

Q. 毎晩使えていません。意味がないでしょうか?

A. 意味はあります。最初から完璧を目指す必要はなく、使えた時間の分だけ体は楽になっています。少しずつ使用時間を延ばしていきましょう。データを見ながら一緒に進め方を考えます。

Q. マスクを別のタイプに変えることはできますか?

A. できます。マスクには複数のタイプがあり、顔の形やお悩み(圧迫感・肌トラブル・空気漏れなど)に応じて診察で変更をご提案します。

この記事の監修

かとう内科 院長 加藤 丈陽

日本内科学会 総合内科専門医(認定番号 029447)/日本神経学会 神経内科専門医・指導医/日本認知症学会 認知症専門医・指導医/日本老年医学会 老年病専門医
かとう内科(愛媛県今治市立花町1-10-5/TEL 0898-23-2310)は、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査・一泊入院精密検査・CPAP治療に対応しています。

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