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不眠症と睡眠時無呼吸症候群
「COMISA」という新しい概念について
こんにちは。今日は最近注目されている「COMISA(コモルビッド・インソムニア&スリープアプニア)」という言葉についてお話ししたいと思います。
「不眠症」や「睡眠時無呼吸症候群(OSA)」という病気は耳にしたことがある方も多いと思いますが、実はこの2つが重なって起こるケースが意外と多いことが分かってきています。それが COMISA(不眠症とOSAの併存) です。
不眠症とOSAは意外に身近な病気
まず、不眠症は「なかなか眠れない」「途中で何度も目が覚める」「早く目が覚めてしまう」といった症状が特徴で、日本人の20歳以上の男性では約17.3%、女性では21.5%が不眠症に悩んでいると言われています。60歳以上になると割合はさらに高くなります。
一方、睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、眠っている間に呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、いびきや日中の強い眠気の原因にもなります。日本でも中高年男性の約50%、女性の20~30%に見られるとも報告されています。
このように、どちらも決して珍しい病気ではありません。
COMISAとは? ― 二つの病気が重なるとどうなるのか
「不眠症」と「OSA」がそれぞれ単独であっても生活の質(QOL)を下げ、健康に悪影響を及ぼすことが知られています。ところが、両方が重なるとその影響はさらに大きくなります。
研究によると、OSA患者さんの約30~40%は不眠症も抱えており、逆に不眠症の方の約30~40%がOSAを合併しているとも報告されています。つまり両者は切っても切れない関係にあるのです。
生活の質(QOL)や予後への影響
COMISAを持つ方は、
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不眠症やOSA単独よりも強い疲労感
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注意力低下や仕事への影響
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生活習慣病や心血管疾患リスクの上昇
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うつ症状の併発リスク
など、健康や日常生活に大きな負担を抱えやすいことが分かっています。
治療の難しさと工夫
OSAの治療といえば「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」がよく知られていますが、不眠症が合併していると治療への適応が難しくなる場合があります。実際に「マスクが気になって眠れない」「寝付きがさらに悪くなる」といった声も少なくありません。
そのため、COMISAの患者さんでは 不眠症の治療(認知行動療法や睡眠衛生指導) と OSAの治療(CPAPなど) を組み合わせることが重要です。どちらか片方だけの治療では不十分になることが多いのです。
まとめ
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不眠症とOSAはどちらも非常に多い病気
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両者が重なる「COMISA」は決して珍しくなく、生活の質や健康に大きな影響を与える
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治療には両方を意識したアプローチが必要
「眠れない」「いびきを指摘された」「日中眠くて困る」…そんな症状がある方は、どちらか一方ではなく両方の可能性を考えてみることが大切です。
眠りは健康の基盤です。気になる症状がある方は、一度かかりつけ医に相談してみてください。
