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  • 睡眠時無呼吸症候群(OSA)は男性だけの病気?―見逃されがちな女性の症状にも注目を

睡眠時無呼吸症候群(OSA)は男性の病気と思われがち?

睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、眠っている間に呼吸が繰り返し止まる病気です。一般的にはいびきがうるさい中年男性の病気というイメージを持たれがちですが、実は女性にも少なからず存在します。

あるデータによると、OSAの有病率は男性:女性 = 約3.2:1。たしかに男性の方が多いのですが、女性のOSAが見逃されやすい理由があります。

男女でこんなに違う!?OSAの症状の出方

● 男性に多く見られる典型的な症状

  • いびき

  • 周囲から指摘される無呼吸

  • ESSスコア(眠気の自己評価)が高い

こうした「いびき+無呼吸+日中の強い眠気」というセットは非常にわかりやすく、診断にもつながりやすいパターンです。

● 女性に多く見られる“非典型的”な症状

一方で、女性のOSA患者さんは以下のようなあまりOSAと結びつかない症状を訴えることが多くなります。

  • 穏やかで目立たないいびき

  • 不眠(寝つきが悪い)

  • 日中の疲労感や倦怠感

  • むずむず脚症候群

  • 朝の頭痛

  • うつ症状

  • ESSスコアが低め

こうした症状は、うつ病や更年期障害と間違われることも多く、睡眠検査にたどり着かないケースもあるのです。

PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)でも差が出る?

実際の検査結果にも性差が現れます。

  • 女性ではNREM睡眠中の無呼吸・低呼吸(AHI)が男性よりも少ない

  • そのため、全体のAHIが低く評価される傾向

  • REM睡眠に集中して無呼吸が起こるタイプも多い

  • ベッド上でのイベント頻度が少なく、見落とされやすい

つまり、女性は**見た目にも数値にも出にくい「隠れOSA」**が多く、慎重な問診と評価が必要になります。

おわりに

「いびきがないから大丈夫」「ただの疲れやすさだと思っていた」そんな方こそ要注意です。OSAは命に関わる合併症(高血圧、心疾患、糖尿病など)を引き起こすこともあります。

特に女性は診断されにくいOSAが多いため、日中の眠気が少なくても「なんとなくおかしい」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

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